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極限まで「細く軽やかに」

障子は、細くつくるほど美しく見えます。しかし、細くするほど反りや歪みが起こりやすくなり、強度を保つためには、本来なら横桟を増やす必要があります。この障子では、その「強度のために必要な線」をできる限り減らしました。

 

どこまで細くできるのか。どの位置なら少ない桟でも支えられるのか。木の性質や将来の反りまで考えながら、建具職人と何度も寸法を検討しています。もちろん、細く見せるために強度を犠牲にすることはありません。必要な強さはきちんと残しながら、目に入る線だけを少なくする。

 

完成すると、ほんの数本の線の違いです。しかし、その数本をなくすために、寸法と強度を細部まで考える。美しく見える障子ほど、その裏側には多くの工夫があります。